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結婚を後悔させる理由があふれている
それでも離婚しないのは
愛が消えぬから・・・?
「結婚なんて面倒なだけ」そんなことを口ずさんでいた夜オンナも、いつしか妻となった。そして、生まれて初めて経験する〝ひとりではない幸せと喜び〟けれど幸せなんてつかの間だった・・・結婚とは・・・後悔するもの? 過ぎゆく時間に問いを立てる・・・

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生理痛で苦しむ妻にウンザリする旦那


生理とは妊娠失敗の合図だと思わされた時があった。

月の物がくるたびに今月もダメだったとうなだれる私。
授かりたい……。
夫には悪いが、アナタの子を授かりたいのではなく女として子を欲する純な母性本能がグッと高まる時期が、結婚時代にはある。

さて、話題は妊活の話ではなく、ひどい生理痛に苦しむ妻への夫の接し方について――。

その日も生理痛がひどく、特に初日だったことも加えて一日中グッタリとしていた。
そろそろ夕飯の支度を……と思いきや、腹部のキリキリ感や全身の重だるさ、そうして今月も妊娠に失敗したのだなという敗北感のようなものが合わさってとにかくダメダメな一日だった。
「ごめん……生理がひどくて動けないよ。オカズ…なにか買ってきて」
そう彼にメールを飛ばすものの、御飯と味噌汁だけは気合いで支度して夫の帰宅を待った。総菜を数品ほど買ってきてくれれば、すぐにご飯を始めてもらえると思ったから。

帰宅した夫。
手にしたコンビニレジ袋の中身は、彼の好きな総菜が一点と一個入りのシュークリーム。
「シュークリーム1個しかないんですけど…」と突っ込んでみる。
「ああ、だって調子悪いって言うからさ。食欲もないはずだろ?」
あのさ…生理は病気じゃないんだよ。こういうときこそ甘い物が欲しいんだけど、まあいいや。
生理だったら夕飯も作れねえのか?って憤慨する人でもないだけ私は幸せだ。

夕飯を済ませて片付けを始めた私。
すると夫が思いがけない言葉をかけてくれた。
「そのまま置いといてくれたらやっとくから…」
「えっほんと?」
うれしさで一瞬、腹部の鈍い痛みがサッと消えて無くなる。
「いいよ、明日にでもやっとくからさ」
は…?明日かよ?
そうやって小手先の協力的態度を示していれば、妻が抱えた痛みを放置しなかったと〝納得〟できるんだろう。
この人はそういう人だ……。
そうすると、オレが片付けておくよと言いながら最終的には私がやってしまうことを計算済みの言動だとも解釈できる。
案の定…その日の食器を翌日まで洗わずに放っておけない性分の私は、再び寄せてくる鈍い腹痛を推しながらキッチンに立った。

状況がどうであれ、妻の具合が悪くとも平常に過ごせる人が夫だ。

「大丈夫?」
この言葉だけはちゃんと連発する。がしかし、声かけは単なるお愛想だ。
その証拠に……
「大丈夫じゃない」
と、そう答えても「えー、心配だなあ」を間にかまして「大丈夫?」で締めくくる人なのだ。
それどころか……具合の悪い妻を見て〝ウンザリ〟する傲慢さと、うんざりしている様子を私に伝えてしまう不器用さを兼ね備えたタイプの人だった。
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