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結婚を後悔させる理由があふれている
それでも離婚しないのは
愛が消えぬから・・・?
「結婚なんて面倒なだけ」そんなことを口ずさんでいた夜オンナも、いつしか妻となった。そして、生まれて初めて経験する〝ひとりではない幸せと喜び〟けれど幸せなんてつかの間だった・・・結婚とは・・・後悔するもの? 過ぎゆく時間に問いを立てる・・・

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専業主婦だって…と言うが私には幸せの架け橋


専業主婦となるまでに仕事に就いていた時期があった。


一定の感情を維持しながらお客の応対ができることは私が水商売から得た唯一のスキルだったので、主婦となってからの仕事も接客のあるサービス業に就いた。
とは言え、フルタイムで勤務するのでもなくパート勤務だったが……。

時代柄、細かいことを許せない人が増えた気がする。

乗り物や食品に関するたしかな安全性を求める次元とは少し違うようなこと。
たとえば宅配の指定時間が少し間に合わなかっただけで絶対に許せないと思う人。
コンビニのレジで待たされるとサービスが最低だとキレる人。
世の中、接客技術もサービス品質もグングン向上したのは良いことだが、次第に主観的な基準をクリアしていないと感じたサービスには徹底的に牙をむく人が増えたように感じている。

専業主婦になるまで、とある企業のカスタマーセンターでコール係をしていた。
短期間だったが、日中にオフィス勤めだなんてゴキゲンな毎日だった。
カスタマー…なんて言いつつ、詰まる話〝苦情処理〟である。
いかに聴きなだめて感情を沈めていくか?なおかつ電話という声のトーンだけを武器にして感情に合い向かうか?
パート勤務とは言いつつ、それまで至近距離で対人商売をしていた私にとって〝手が伸びてくる〟リスクが無い分、電話だけで感情や要求をコントロールする難しさは非常に勉強になったと思う。
一年程度の契約雇用だったが有意義な時間だった。

その後、専業主婦となった私は勤務時間に拘束されるわけでもなく、家事に励んだり好きなことにいそしんだり、きっとそれは恵まれた毎日だったはずだ。

よく、共働きの主婦に向けて〝専業主婦だって楽じゃないの〟と水掛け論に終始することがある。

私は専業主婦でいることの方が楽だと思っている。
結婚しても好きな仕事を続けたいと思える人たちは別として、平々凡々な普通の主婦であれば、外に働きに出れば多かれ少なかれ疲労を伴うのは事実だし家にいて家事をやっていた方が楽に決まっている。
たしかに専業主婦であることを理由に旦那の激務に負い目を感じたり、平日も週末も曜日の感覚と固定の休日もなく働き続けることは〝楽じゃない〟
けれど、他人から業務指示を受けるわけでもなく指示を仰ぐこともなければ、他者からクレームを入れられるわけでもない。
ただただ自分のペースで仕事を進めるのだから、手を抜くことも頑張ることも自由。旦那から財布を預かっているなら日々のやりくりに悩む苦労もあるだろうが、対価を得る労働による疲労や気苦労とは少し異質のものだ。
結論、私の個人的見解であれば働いているよりも専業主婦になって心身は楽だった。
ただし、その見解は限定的な視点であることは言うまでもないが……

ところで、専業主婦になった頃の私が最も考えていたことは子供を授かることだった。
子供が生まれてママとなれば、家事のようにマイペースで段取りするだけでは済まされないだろう。
むしろ夜泣きや突発的な傷病によって、それこそ昼夜問わず年中において赤ちゃんのペースで子育てに翻弄されるはずだと思いつつ……
子供が欲しい、赤ちゃんが欲しいと、そういう瞑想にふける毎日だった。
結婚、専業主婦、出産。建設的に瞑想する私はやはり、結婚生活にとかく高望みする女だったんだろうな。
水商売から専業主婦になれたことは、私にとって平凡な幸せへの架け橋とも言えた。

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