あの彼が結婚するなんて…
結婚生活が似合わない、平凡な幸せなんて想像させない人。
そう思わせるタイプは少なからず、いる。高校時代の友達が晴れてパパになったと風の便りで知った時のこと――
私が高校生だったころの同級生。いつの間にか結婚していたらしく、お嫁さんが女の子を産んだそうだ。
風の便りを開いてみる……
赤ちゃんって、こんなにかわいいものだとは思わなかったよ!
そんな感動に包まれながら生まれた赤ん坊にメロメロだとか…
高校生だった彼は家庭的な将来をイメージするような男の子ではなくて、どっちかと言えば野心的な空気が漂う男の子だった。
なに言ってんの?高校生が大人になったときにまるで真逆の人物に成長してることなんて当たり前の話じゃん!と言われればそれまでだが、とにかく彼は〝パパ〟が似合わないタイプだった。
一方、お嫁さんは彼にはもったいない美女。
ふーん……察しの通り、彼が彼女に惚れ込んだようだ。
そして、子供なんてできれば嫁を子供にとられてしまうと強く思っていたそうで…
そういえば、ガッツリと男っぽいように見えてどこか嫉妬深い一面もあったよなと思い起こされる。
男らしいようで女らしい男。
そんな複雑な彼だったように思うが、とにかくおめでとう!
かわいい女の子、いいね!
幸せになってくれよと心からYaleを贈る私だった。
時間は緩やかにそして確実に流れゆくものだ。
自分も他人も友達も、皆、時間に流されながら人生を進め成長し、人を変えていく。
そして時間の流れ方は人それぞれだ。
そう言う私だって、時間に流れて人が変わり結婚して人生の向きも変わった。
そうなんだな、こういうものなんだなと思った。
結婚とは人生も人柄も変える、大きなライフイベントであることは言うまでもない。
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