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結婚を後悔させる理由があふれている
それでも離婚しないのは
愛が消えぬから・・・?
「結婚なんて面倒なだけ」そんなことを口ずさんでいた夜オンナも、いつしか妻となった。そして、生まれて初めて経験する〝ひとりではない幸せと喜び〟けれど幸せなんてつかの間だった・・・結婚とは・・・後悔するもの? 過ぎゆく時間に問いを立てる・・・

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うつ病になり睡眠薬の大量服用 そして離婚届への署名捺印


結婚後、うつ状態になってしまった私は離婚を決意した。

とは言え、精神的に混乱していた私が冷静な思考力で離婚を決めたとは考えにくく、つまり半ばパニック状態で夫に離婚届を差し出していたと言うのが正しいだろう。
が、結果的に離婚にはいたらなかった。

離婚届に署名捺印して夫に突き付けるということが、私の本意だったのか病勢によるものだったのか?
ここで、なぜ実際に離婚という結末を辿らなかったかということは省くとして、私はどうして離婚しようと考えたのだろう?
思えば、やはり当時のメンタル不全が思考を極端にさせていたのではないかと思う。
その結果、私の抑うつ状態の思考が夫に離婚届を突き付ける引き金になったんだろう。
おそらく、精神的に混乱した私は本意とか意思ではなく現実検討能力を欠いた挙げ句に離婚して!と乱れたのだろうと思う。

ところで、そう多くもない私の友人や両親も離婚について反対する者は誰一人としていなかった。
むしろ、そのほうがkakoちゃんの人生にとって良いはずだと皆、同調してくれた。
病勢による離婚の決意ではなく、よくよく考えた末の意思であればきっと離婚に至っていたんだろうと思う。


――夫と結婚するまでの私は、楽観主義者だった。
それなりに悩みや不満はあったろうが、回り回っても最後には〝前を向ける〟人間だった。

そんな私がうつ病で入院する事態になったとき、回り回って前を向けるどころかストレートに死んでしまうことしか考えられなくなったのだ。
自身の存在価値を見失えば、世の中から消えてしまいたいと考えるばかり……。
そんな私は、やがて寝る、食べることが困難になり日常生活が機能しなくなっていた。さらに、そういう自分を省みて自己に強く嫌悪する日々が続く。

理由も無く涙がポロポロと流れ、気がつけば自分を消してしまう方法ばかりを考えていた。
けれど、実行するのはとても〝こわい〟
そのせいか、自分の存在を消すことではなくて〝死ぬこわさ〟を消すために医師から処方してもらった睡眠導入剤を多めに使用し、眠ることで紛らわしていた。
眠りさえすれば自分の存在価値の低さに打ちのめされることもない。

はじめて飲んだ睡眠導入剤は入眠を促進してぐっすりと眠りこけることができたが、やがて効果を感じにくくなっていく。

体が慣れてしまったんだろうか?
服薬量を増やしても次第に効きはは薄れていくような感じがする。
こうなってしまうと、流れは悪い方へと向きを変える。
それまでの量では効かないからと、服用量が増えていくのだ。
すると、入眠には至らないのに体は完全に薬負けしてフラフラし始める。また、思考も朦朧(もうろう)としてくる。
薬は副作用よりも効果が上回ってこそだが、逆になってしまえば大変だ。

ある日、とにかく眠りたいという〝意思〟と、自分の行動が自分でも把握できないという〝無意識〟が混乱して、処方された睡眠導入剤のすべてを飲み込んでしまった……。
これだけ飲んでしまえばどうなるか?が理解できていたようなそうでないような…とにかく、毎日が朦朧(もうろう)としていたのだ。
ただ、その程度の大量服薬ではおそらく死を実行することは出来ないようだった。それでも、なにかの間違いで死に至ったとしても〝それでもいい〟という気持ちがあったことも事実。

命に別状はなかったとしても大量服薬してしまった私は救急処置を受けることになったが、医師いわく、丸二日程度は起きられぬ程度の服薬量だったそうだ。
ちなみに、救急車を呼んだのは夫。
まるで別人のように、家財や壁に体当たりしていたんだとか……。

妻がそんな状態になってしまったとき、夫はどれくらい私のことを心配してくれたんだろう?
夫が私を心配してくれる気持ちの大小が気になる私だった。
私は、夫の愛を無意識に図ろうとしていたのかもしれない。
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