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結婚を後悔させる理由があふれている
それでも離婚しないのは
愛が消えぬから・・・?
「結婚なんて面倒なだけ」そんなことを口ずさんでいた夜オンナも、いつしか妻となった。そして、生まれて初めて経験する〝ひとりではない幸せと喜び〟けれど幸せなんてつかの間だった・・・結婚とは・・・後悔するもの? 過ぎゆく時間に問いを立てる・・・

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ケチな旦那にはバースデーのプチ贅沢もゆるされない


以前書いたとおり、夫はケチだ。

良いも悪いも〝お金〟にすこぶるウルサイ。
もっとも、浪費家ではない私には夫がケチだから大きく困ってしまう問題はないのだが……。
でも、普段は節約していても何かしらの家族イベントがある場合は、ちょっぴり贅沢をしたい、それが私の本音だった。

たとえば、夫のバースデーにはお寿司とケーキで祝い、プレゼントを買った。
お寿司はスーパーで買い、ケーキは直径のいちばん小さなもの。プレゼントはケチな夫の財布がボロボロだったから新品の財布にした。
同じケチな性分でも、ボロボロの財布を身につけている男はケチというより貧乏くさい気がする。だから、プレゼントは財布にしたんだ。

で……夫の反応はと言うと。
「寿司?ほんとかよ?いくらだったの?」
「それにケーキはいくらだったんだよ?」
「高そうなサイフだなー、こんなのいらなかったのにさ…」

夫がどんな性格の持ち主だったとしても、妻として女の気遣いとして、カタチと見栄えで特別な日を飾ってあげようと素直に思う私。
でも、そんな私の女心は夫にしてみれば主婦の無駄遣いでしかなかったんだろうな……。

「スーパーで買ったんだから、そんなに高いお寿司じゃないし…ネタだってパパの好きなシメサバばっかりじゃん!だから高くないよ」
「ケーキだってほら、いっちばん小さいやつだし…」
「でもゴメン、お財布は長く使うからさ、ちょっと奮発したけど…」

いちいち弁解がましく説明しなきゃならない私ってなんだ?
素直に「ありがとう!うれしいよ」と言ってはくれないんだろうか?

繰り返しになるが、私はもともと夜の女だった。
夫と結婚する直前まで〝お店〟に勤めていた女だ。
それがどういうことかと言うとつまり、私の金銭感覚は平凡なサラリーマンのそれとは違った。
つまり、入ってくる収入も出ていく支出も分母が大きく派手でおおざっぱであったことは否めない。
けれど、彼と結婚してからはあっさりと平均的な専業主婦の金銭感覚に戻ったと思う。そのことが苦痛とも感じなかったし、むしろ、毎月定額のサラリーをやりくりする専業主婦の平凡な幸福感に疑問を抱いたことさえない。
地味……だけれど、好きな人と結ばれて結婚したことの幸福感に勝るものなんてなかったはずだ。

よくよく考えてみれば、〝夜の蝶〟気取りで生きていた頃はスーパーで寿司を買うなんて自分のプライドが許さなかったし、ケーキだって味とか気持ちとかじゃなくて〝どれだけ豪勢か?〟だけが大事だった。
そんな私がだ……。

似合わないエプロンが、だんだんサマになりつつ主婦をやっている。

〝良妻〟であるようにと努力している。
わたしなりにいろいろ考えて、夫のサラリーを家族生活に資するように努力している。
そんななか、今日ばっかりは彼のバースデーなんだからプチ贅沢したっていいじゃないか?って考えた私が、ケチな夫にイチイチご託を並べられてしまう始末だった。
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