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結婚を後悔させる理由があふれている
それでも離婚しないのは
愛が消えぬから・・・?
「結婚なんて面倒なだけ」そんなことを口ずさんでいた夜オンナも、いつしか妻となった。そして、生まれて初めて経験する〝ひとりではない幸せと喜び〟けれど幸せなんてつかの間だった・・・結婚とは・・・後悔するもの? 過ぎゆく時間に問いを立てる・・・

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経済的な専業主婦でありながら女度は維持して欲しいのが夫の要求


自己評価として、金銭感覚とか身なりとか…いわゆる専業主婦となった私に対して少し減点をつけた夫。つまり、女度が下がったんじゃないか?と言いたいんだろう夫。
そんな、夫の評価が気になった私は美容院に行った。

結婚前は週に一度は通っていた美容院。
結婚後は数ヶ月に一度きり。

それでも、家計を考えれば良妻としての評価はあっただろうに…女でありたいこととエコな主婦であるためのバランスって難しい。

結婚前には上客だったあの美容院に行くことはなんだか気の引ける私。結婚してからというもの、出勤前のお仲間たちで賑わう高貴でケバケバしさ満点の美容院には行ってない。客層が主婦たちのごく普通の美容院で肩肘張らずに鏡の前に座っていると、あー私は変わったんだ……なんて、ひっそり思いながら美容師と当たり障りのない会話を交わす私。
メイクだって以前とは変えているのだから、案外幼い顔立ちをしてる私を見て、美容師は〝平凡な主婦〟以外のなにを思うのだろう?
人って、なんだかんだ言っても見かけだ。
それじゃ、女も見かけか……
それならやっぱり、夫にとって結婚後に女度が下がったことは私の価値の大半が落ちたってことか?
そんな瞑想にふけりながら鏡に映る自分をまじまじと見つめていた。


髪を切り、小綺麗になった私を見て夫はにっこりと満足してくれた。
主婦ではなく、結婚前に惚れた女として私が目に映ったんだろう。
カットしたばかりの私の髪を優しくなでてくれたのだ。

〝うれしい〟
こんな、夫への感情って久しぶりだった。

調子にのった私はその夜、「服を買ってもいい?」と訊ねてみた。
するとなんてことだろう「kakoちゃん、僕にいちいち断らなくったっていいんだよ」
こんな返事をする夫に私は本気で驚いた。
どうした?夫。
君はケチな男じゃなかったのかい?
そうか、妻がきれいでいて欲しいこととケチであることは分別してるってことか?
まあいいや……
これからなにか欲しいモノがあるときは、一歩手前で女度を下げておこう。

ああそうか…

駆け引きなしで彼と過ごした恋人時代はもう終わったんだな。

結婚して女から妻になって主婦となった。
〝女〟で給料をもらっていた私にとって、それは複雑な思いでもあったのだ。
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