MNPでお金のめぐりがどんどん変わる!!

友だち追加

結婚を後悔させる理由があふれている
それでも離婚しないのは
愛が消えぬから・・・?
「結婚なんて面倒なだけ」そんなことを口ずさんでいた夜オンナも、いつしか妻となった。そして、生まれて初めて経験する〝ひとりではない幸せと喜び〟けれど幸せなんてつかの間だった・・・結婚とは・・・後悔するもの? 過ぎゆく時間に問いを立てる・・・

スポンサーリンク

交際期間が長いだけの元彼から私を略奪した夫


交際期間は長くてもこの人と結婚することはないだろう。


夫と結婚する前、私にはそんな交際相手が存在した。

お相手は自分と同じように浮かれた人生を生きている人。
よく似た属性同志、良くも悪くもダラダラ交際を続けていた。ただし、その交際相手に結婚の意思は全くと言ってなかったし、だいち結婚を考えるような相手ではなかった。
うまく言えないが、夜の世界で働く私の空虚感を満たしてくれるような人物ではあっても人生とか幸せとか…そういう青空を見上げて思慮するようなテーマとは無縁の男だったと思う。

その事実を知っておきながら、いつしか猛烈に私にアタックするようになった夫。

なんて言うか……
高学歴で聡明なサラリーマンが、世間の隅っこで生きてるような(男付きの)女に必死になる彼にとまどう私だった。
こんな私じゃなくとも、他に良妻候補はいくらでもいるじゃないか?

場当たり的な人生を歩もうとしかしない交際相手に反して、聡明で高学歴、まじめで正直な会社員だった夫。
まるで生きてきた境遇も違うし、属性も違う。
だから、自分のような女と色恋ごとに落ちるなんて想像もできないし、今こうして会話が弾むのは〝お客さん〟だからに過ぎない。
とまどう、あきれる、疑う。はっきとしない気持ちが交錯する。
その一方、交錯する気持ちは次第に私自身の恋心として変容していった。

結婚したい――。

そんなことを考え出した私と彼との交際はテンポ良く進み、元彼とは考えてもみなかった〝結婚〟について具体的にイメージするようになった。結婚って考える相手と考えられない相手がいるんだろうか? と思いにふけりながら柄にも無い〝幸せ〟について考えるようになったのだ。
夜の世界に生きた私が、青空を見上げて人生と幸せについて考えさせてくれた人、それが夫。
幸せになりたい……
この人となら幸せになれると思った。

交際期間が長くとも愛が育たない付き合い。
それが短くとも、人生の同じ方向を向いて歩きたいと思える相手。
この差はいったいなんだろう?

その頃、幸せになりたいではなくて、なれるかもしれないと感じ始めていた。
スポンサーリンク


――アクセスの多いページ――

スポンサーリンク