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結婚を後悔させる理由があふれている
それでも離婚しないのは
愛が消えぬから・・・?
「結婚なんて面倒なだけ」そんなことを口ずさんでいた夜オンナも、いつしか妻となった。そして、生まれて初めて経験する〝ひとりではない幸せと喜び〟けれど幸せなんてつかの間だった・・・結婚とは・・・後悔するもの? 過ぎゆく時間に問いを立てる・・・

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この人と結婚して良かったのか?その問いに答えてくれるのは時間


晩ご飯を終えて旦那がつぶやく。
「あー、おいしかった」
平然としつつ…私は素直に嬉しい感情に浸る。
そんなとき、そうか…今日の味は義母さんのお粗末な味に近かったんだな?と、嬉しいようなそうでないような理屈をこねる必要はない。
ただただ〝嬉しい〟のだ。
「ふー!食い過ぎたなぁ」
と言われるより、おいしかったのひと言がどれほど気持ちが晴れるだろう。
〝食い過ぎた〟に続けて〝作り過ぎじゃない?〟の皮肉を口にされたらどうすると警戒する気持ちに包まれてしまう私だったから、言葉の出た理由がなんであれ〝おいしかった〟と言われると嬉しい。
何げない幸せって、こういうものだろう。

何げない幸せについて、もうひとつ――
就寝中、夫がギュッと手を握りしめてきた時、寝ぼけながらも〝嬉しい〟を感じた。
愛も情も冷め切って背中を向けて眠ることしかしない夫だから余計に嬉しかったのだ。翌朝その話を夫にすると、実はこわい夢にうなされていたんだとか…
行為の理由がなんであれ、手を握ってくれるなんて嬉しい。

いろんな行き違いがあって細々と婚姻生活を続けていた私たち夫婦。
切れてしまいそうな糸をつないでいたのは、毎日にポトンと落とされたような小さく平凡な喜びだったんだろう。

幸せも喜びも夫婦の数だけ存在する。

この人と結婚して良かったのかな?

それは、ささいなひと言、なにげない日常、小さな喜びを積み重ねていった先におぼろげに見えてくる答えなのかもしれない。
結局、私も夫も生い立ちもパーソナリティも違う他人同士だ。
夫婦って言うとなんだか固く結ばれた関係のように錯覚しがちだが、実はちがう……
いつなんどきプツンと切れてしまうことさえ自然であるような、そんな他人同士が縁という一文字でつながっているのかな。
この人と結婚して良かったかどうか?
その問いは自らの人生に立てた問いでもある。
夫婦関係を自分の人生に照らしながら評価すること、それは小さな幸せと喜びを積みあげながら自分に問い続けることなんだろう。
いずれにしても、とてもとても時間のかかる作業だ。
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