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結婚を後悔させる理由があふれている
それでも離婚しないのは
愛が消えぬから・・・?
「結婚なんて面倒なだけ」そんなことを口ずさんでいた夜オンナも、いつしか妻となった。そして、生まれて初めて経験する〝ひとりではない幸せと喜び〟けれど幸せなんてつかの間だった・・・結婚とは・・・後悔するもの? 過ぎゆく時間に問いを立てる・・・

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結婚してもおふくろの味を嫁に求める旦那


おふくろの味とは誰もが一生忘れ得ないものなのだろう。
誰だってそうだ。小さな頃から自立や結婚によって家を出るまで食べ親しんだ〝味〟は、人の心に宿るようにして人生の支えとなるといっても過言ではない気がする。
家を出て辛いこと悲しいこと悔しいこと…ふと実家に身を寄せて出てきた懐かしい味に心がほっこりする経験は私にも数知れず有る。
だからと言って、一生忘れることのない味であることと依存することとは別の話だ。


正直、妻の立場でうんざりさせられることはこれだ。
旦那から〝義母の味でつくるように〟リクエストされることだ。

ブロッコリーのゆで加減、レタスの葉は根元までどれぐらいを使用するか、ほうれん草のお浸しの盛りつけは横ではなく縦、味噌汁の具の定番、肉料理の頻度、きんぴらごぼうの甘さ加減……塩と胡椒の分量から盛りつけまで、義母のそれを継承しろとリクエストされる妻の気分が穏やかでないことは言わずもがなだ。

あなたの妻のやりかたを受け入れて欲しいのだ。
結婚って、そういうものじゃないのか?
もちろん、全てのリクエストを拒むつもりなんてないのだ。けれど、私は義母さんじゃないのだよ……。

ところで〝あたしは料理が下手なのよ〟と自分で言うほど義母は手料理が苦手な人だと以前に書いた。義実家は昔から共稼ぎで頑張ってきた家庭だからサラリーマン家庭の専業主婦のように、つまり私のように夕飯にそこそこの時間を費やしたりする暇はなかった。
だから、夫は幼い頃から〝おふくろの味〟ではなく〝店屋物〟を口にする機会が多かったのは事実。
それなのに、私と結婚してから手料理に関してああだこうだとリクエストする言い草はわずかに疑問ではある…。
大変おこがましい話だが、私の料理の腕前は上手でも下手でもない平凡レベルだから第三者評価を交えても、私と義母では出来上がった味には格差があるのは歴然。
つまり、私のつくった料理の方が〝味は上〟に違いない。
じゃあ、味ではなく価値なのか…?
口にしたときの喜びとか安心とか安らぎとか、そういうものを名残惜しく私に求めていたんだろうか?夫は…。

そんなことを考え始めれば、ますます心寂しくなるのだ。
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