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結婚を後悔させる理由があふれている
それでも離婚しないのは
愛が消えぬから・・・?
「結婚なんて面倒なだけ」そんなことを口ずさんでいた夜オンナも、いつしか妻となった。そして、生まれて初めて経験する〝ひとりではない幸せと喜び〟けれど幸せなんてつかの間だった・・・結婚とは・・・後悔するもの? 過ぎゆく時間に問いを立てる・・・

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結婚記念日の誓いは結婚を後悔しないこと


結婚記念日は入籍の事務手続きがなされた日。

と言ってしまえば、あまりに冷めた切り捨てだろうか…
けれど、役所に婚姻届を提出して受理されたとたんに自分の姓が変わってしまうのだから結婚とは冷ややかな手続きでありながら人生の大イベントであることには違わない。

結婚したことを後悔しないか?

ではなく、絶対に後悔しないと決めて結婚手続きをしたあの日。イコール結婚記念日である。その日、少なくとも私は心に誓ったのだ。
結婚したことを後悔しないと…
たとえ、交際期間が短いのに夫からの熱烈なアプローチに負ける格好で結婚したとしても…そして、なんらかの問題が積み重なってしまうことで最終的に離婚してしまったとしても、結婚したことは後悔しない。
あの日の結婚記念日には、後悔しないことを誓った。

そうはいっても、毎日の暮らしには後悔があふれていた。

仕事から帰れば手も洗わずにテレビを見始める夫。同時にスマホをいじりだす。さらに同時に用意された食事も口にする。すぐそばでいる私なんてまるで空気のような存在だ。
私は言う、他のことをしながら相手と話すことは失礼だよと…
けれど、テレビを見ていようがスマホを触っていようが、嫁が話しかけてくる内容はちゃんと〝聞こえている〟というのが夫の言い分だった。
本当にこの人で良かったの? 自問自答する機会はしょっちゅうだったが、そのたびに、後悔しないと誓った結婚記念日を思い出した。

でもそのことを夫に話したことは一度もない。
夫婦関係に向けた、嫁の誓いなど耳にしたくはないだろうし、まして夫の場合は人生と愛に関する話なんて1秒で背中を向けるタイプの男だから。

そんな私たちは、結婚記念日には毎年なにかしらのイベントを計画してきた。

イベントというと大げさかもしれないが、ちょっとした食事であったり、小さなプレゼントだったり、あるいは奮発して旅行に行ったり…その年ごとに、結婚記念日には少々のこだわりをもって生きてきたのだ。

それによって、婚姻届の紙切れだけで家族となった元他人の二人が互いの存在感を感じられたなら良いと思った。
つまり、結婚記念日ぐらいちょっとしたサプライズがなければ互いの存在感が本当に希薄になってしまう気がした。

それにしても、誓うだなんて肩肘張って頑張るものほど簡単に破られてしまうものだなと思う。ようするに、結婚なんて後悔の連続であり離婚を考えながら結婚生活を継続する自分の気持ちを省みれば、ああなんて私は御託を並べる女だと思う。
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