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結婚を後悔させる理由があふれている
それでも離婚しないのは
愛が消えぬから・・・?
「結婚なんて面倒なだけ」そんなことを口ずさんでいた夜オンナも、いつしか妻となった。そして、生まれて初めて経験する〝ひとりではない幸せと喜び〟けれど幸せなんてつかの間だった・・・結婚とは・・・後悔するもの? 過ぎゆく時間に問いを立てる・・・

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たったひとつの離婚しない理由


離婚したいと考え始めると、実は離婚したいと考えたときにもう結論が出ているのかもしれない。

つまり、離婚するという結論がすでに存在していて、結論を肯定するために理由付けを後追いで加えてゆく作業が始まっているのだろうか?
自分では意識しなくとも、妻が離婚を考え始めるときの心理なんて実はそういう仕組みなのかもしれない。

旦那からの熱烈プロポーズに押されて結婚した私。

結婚なんて自分らしくない生き方、結婚ほど自分に似合わないライフイベントはないと自負していた私。なのに結婚した。そして後悔した。だから離婚を考え始めた。

でもそうなるリスクはうすうす感じていた。
私には結婚生活なんて……と自分を決め込んだ土台があるのに、一時のロマンスに酔いしれて自分を見失ったような。
見失ったものは当然ながら現実に舞い戻るときが来る。
舞い戻るときというのは、すなわち離婚を考える時。
じゃあ、冒頭の考え方をあてはめれば私は結婚と同時に離婚という結論を持っていた? そうして、結婚生活とは離婚を正当化するための理由付けを加えてゆく作業時間だったのか?
そんなことを考え始めると、自分でもなにがなんだかよくわからなくなってしまいそうだ。その証拠に、そういう時の私の頭の中には〝どうして?〟の文字が氾濫していた。

熱烈に愛されて結婚することは女の最高の幸せかもしれないのに、いざ、結婚生活が始まってしまうと毎日毎日〝どうして?〟の四文字と向き合う日々が続いた私の心の中を書いてみようと思う。


あれほど私のすべてを独占したいと訴えたあなたは、どうして、もう私に触れようともしなくなったの?
どうして?どうして?
私は不安と困惑に満ちあふれた精神状態によってうつ病になりましたよね?
抑鬱状態が激しく、大量の睡眠導入剤でなんとか入眠しても目覚めれば自分の存在を消してしまいたい衝動に駆られる日々。
それでもあなたはどうして私の危機に深く寄り添うことをしなかったの?
触れられないことは私を怒らせ、病身の私に無関心なあなたによって深い悲しみを背負いました。
病状がすすみ、とうとう精神科病棟に入院してしまったとき、見舞いにも来ないあなたへの悲しみを無我夢中でノートに書き込みました。
それでも、週末になるとあなたが見舞いに来てくれるかもしれないと……病棟の入り口をじっと凝視し続ける私でした。

退院後、離婚届を書き残して家出した私。
そのときはじめてあなたは私を必要としている気持ちを言葉として私に渡した。
それは、結婚してから初めて抱いた、自分が必要とされていることの確認だった。
どうしてこの人と結婚したの?と、後悔と離婚を考えてばかりの私。苦しくて自分の存在価値がわからず、だから存在の有無を考えていた私。
そんな私には、愛よりも優しさよりも必要人と言われることに心が揺れた。
「あなたはオレの人生にいなくてはならない人」
その言葉に私の結論は一瞬で覆された。

愛しているから結婚するという気持ちよりも、互いに必要な相手だから離婚しないという気持ち。
打算は愛よりも強い、離婚しない理由なのかもしれない。
そして、孤独な専業主婦が旦那から存在価値を感じられるほど妻として嬉しいことはない。
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